ご挨拶

 初代、私の父はお客様に美味しい魚を届けたいという想いがとても強 い人でした。 鮮魚店に人生をかけ、お客様の笑顔を一番の糧にしている仕事人間で、お客様に対する話し言葉やお客様を必ず笑顔にして帰すこと等、魚の切り方以上にお客様に対する気遣いの大切さを叩き込 まれて育てられました。

 さらに、その気遣いはお客様だけではなく、 魚に対しても向けられていました。 ある時に臭いのする食品を食べ魚を切っていたのですが、 その時父はすごい剣幕で「変な臭いさせて魚切りやがって、 魚に対して失礼やろ!」と怒鳴りました。 それ以来、私は臭いのきつい食品を 口にしていません。それが、人のために命を捧げてくれた魚への敬意だということを父に論してもらったからです。

 私は初代から受け継いだ、 商人(あきんど)の精神をこの身に体現して、これからも魚を一匹一匹大切に加工し、一人でも多くの方に美味しい西京漬を届け、 喜んで頂けるよう励んでまいります。

店主 西村明則